【転職】ビルメンとしてステップアップするなら、資格は何が良い?やはり3種の神器‥?

さて、ビルメンにステップアップは必要でしょうか。むしろ、ステップダウンしてマッタリ生きたい人が選択しがちな職業であり、上昇志向がある人は少な目ではあります。

とはいえ、一旦ビルメンになった後に結婚して子供が産まれる家庭も割とあり、その後ステップアップとして系列系ビルメンや自社ビルメンに移行する人もいないわけではありません。

万が一自身がステップアップしたくなってから、「必要な資格が取れていない‥!」となるのは避けたい所。ここでは、どんな資格を取っておくほうが良いかを書いておきたいと思います。

ステップアップのための資格

①ビル管(建築物環境衛生管理技術者)

まずはこれ。試験の難易度もビルメン4点セットなどと比較すると間違いなく高いのですが、それよりも受験資格の「実務経験2年以上」が重要。

就職・転職では自身の経歴を偽って入社しようとする人が少なからずいます。現代では昔ほど身辺調査などを行わなくなりつつあるようですし、仮に偽っていても「使えるんならヨシ」と考える採用側の理屈もあります。

しかし、ビル管を持っていれば間違いなく実務経験2年以上の証明になります。資格は後日会社に提出するため、事前に偽るのは自殺行為。採用担当に経歴を信用してもらいやすくなり、自身のアピールでも具体的な実績を挙げれば評価は上がりやすいです。

もちろん、単純に資格として選任されることができるという用途もあります。常駐する必要のない資格なので、事務処理の方が好み、というタイプの人でも職の選択肢が広がります。

②電気主任技術者(電験3種・電験2種)

ビルメンのステップアップ資格と言えば、やはり電験を挙げたい所。これはビルメン会社で選任する場合、常駐するのが普通ですし、電験2種以上であれば法的に常駐管理が必須となります。

基本的には電験3種は試験で取っておきたい所。電験2種は認定で取得する人も半分くらいいるので、上記ビル管を取れるほどの経験と学力があるのなら、認定での取得も視野に入れて良さそうです。

電験2種の認定条件を満たせるのは受電電圧が1万V以上。東京都などでよくある22kV受電ならば電験3種の選任範囲ですし、仕事も比較的楽、意外と簡単に認定条件を満たせることになります。もしくは、66kV受電の現場などで、「代務者」として勤務するか。

「代務者」とは一般に電気主任技術者を補佐する役割で、本来は資格持ちである必要はありません。しかし、電気主任と同等か、電気系の出身など、関連する知識を持つ人を設置するのが一般的です。場合によっては、契約先から代務者を資格持ちで、と指定されることもあります。

基本的に、認定での実務経験は最低でも3年以上必要です。電験3種取得か電気系学科の卒業+実務経験という構成になります。3年待てないなら試験合格を狙うのもアリですが、割と本気で勉強する必要があります。ビルメンならば時間は確保しやすいですが‥。

「認定で取った」というのは恥ずかしいことではなく、むしろ上記ビル管と合わせることで「実務経験の証明にできる」という強みとなります。これを活かしたければむしろ認定の方が良いくらいです。しかし、認定で取るなら、下記の「エネルギー管理士」も併せて取得しておきたい所です。

③エネルギー管理士(電気)

①、②と実務経験の証明関係が続きましたが、エネ管も実は免状取得には1年の実務経験が必要です。しかも、試験は受ける必要があるため、「電験3種以上の知識・学力」の証明にもなります。

熱で取るという手もありますが、電験2種を認定で取得した場合はぜひ電気で取っておきたい所。エネ管の資格としてはどちらで取っても使えますが、「電験2.5種」と呼ばれる試験ですので、それに合格しておくことは大きいです。

実務経験はもちろんビルメンの業務で認められます。一般には、空調関係や電気関係の省エネ業務が主でしょう。単に運転管理しているだけで省エネ運転をしていますから、実務経験認定ギリギリの1年でも通ることも多いようです。

ちなみに、省エネ関連は割と多くの企業で言われることですので、意外と知名度の高い資格だったりします。むしろ、電験より評価してくれる会社も多いかもしれません。

ちなみに、①~③を合わせて通称「ビルメン3種の神器」とかいう呼び方もあるとか。

系列系ビルメンは大変?

自社ビルメンの話はわかりませんが、自身では大手系列系で電気主任技術者をしているため、「系列系って仕事が大変なのでは‥?」と心配している人のために、ある程度の実情を書いておきます。

一般にステップアップとして、独立系ビルメンから系列系ビルメンに転職するのは割と王道。この時に、上記のビル管や電験を取得済みの人も多いです。

では系列系ビルメンって独立系にくらべて大変なのでしょうか?他の独立系経験者の話も総合して考えると、「事務処理は大変になる」というのが結論になります。

独立系ビルメンでは割と実作業が大きな割合を占め、コスト削減のために自営で多くの作業をしていたりしますが、系列系ビルメンでは大体が業者任せ。「技術・知識を身に付ける」という意味では、むしろ独立系からスタートするのが王道になります。

そして、「事務処理は大変になる」とはいっても、一般スタッフレベルの事務処理はたかが知れています。実際に一般企業で内勤を経験したことがある方なら、なんてことはないでしょう。むしろ系列系の方が、「あんまり動かなくて良くて楽」であり、「仕事の流れが整理されていてわかりやすい」という利点があるかと思います。

ステップアップを目指すビルメンは、少なからずいると思います。私自身はまだ迷っているさなかではありますが、しばらくは経験を積まないとな‥といった所。来るべき時に一応は備えつつ、日々精進し頑張っていきましょう‥!