電気主任の主業務!年次点検について

電気主任技術者のメイン担当業務、年次点検について。停電作業とも、休館日とも呼ばれます。すでにビルメンをやっている人からすれば常識的な話になってしまいますが、未経験の人向けに概要を説明する感じにしていきます。

年次点検は何をする?

配電盤等の絶縁抵抗試験

保護継電器等の動作試験

遮断機等機器のメーカー点検
機器・メーター等の更新
盤内の清掃・補修
盤内のネジ・ボルトの増締め

他にもあるでしょうけど、主だったものを書き出してしまえばそれほど多くはありません。

しかし、基本的には停電作業とも呼ばれるくらいですので、全館停電して行うのが一般的です。利用者側からすれば、停電を長時間されては困りますよね?‥つまり、結構タイトなスケジュールで作業を進めることが多くなってしまいます。

築年数が長くなればなるほど、機器の更新などで手間取ることになり、どんどん時間がかかるようになります。はじめから余裕を持った時間を組んでいれば良いのですが、そうはいかないため、人手を増やすなどして対応していたりします。

この年次点検では、小さめの規模のビルだと、現場所属のビルメンが全員出勤した上で、他現場から応援を呼んだりします(元その現場にいた人など)。

数か月前の早い段階から打ち合わせを行い、その打ち合わせのさらに前の時点で資料は作成しておくのが一般的です。

年に1回以外の現場もある?

基本的には、年次点検というくらいだから年に1回の大きなイベントです。しかし、実は3年に1回で良いとされている現場もあるのです。私の前にいた現場は3年に1回でした。

ただし、3年に1回といっても、各サブ変ごとに分けて点検を行う現場でしたので、実際は年に停電作業(部分停電)が何度もあることになるためむしろ大変です。ちなみにサブ変とは、特高電気室がメインの電気室・変電室だとすると、より使用場所に近い位置にサブ変電室が設置されると思っておけば良いです。

その現場では電気主任としての勤務ではありませんでしたが、いくつかの停電作業で指揮班として参加しました。年に1回の年次点検だと集中して気合を入れれば済む話ですが、3年に1回のローテーションで少しずつやっていくと、数か月に一度は停電作業という状態になってしまいます‥。

通常の年次点検の場合

今の現場では年次点検は通常通り1年に1回の現場。主に、停電作業の3~4か月前くらいから資料作成や打ち合わせ等、準備を始めていく事になります。チェックリストなどの資料はもっと早い段階で修正したりしますけどね。

たぶん、一般的な首都圏の22kV受電のオフィスビルとかでは、電気主任といっても特別やることは多くない所が多いと思います。私の感想としても、「思ったほど仕事量が多いわけではない」と感じました。もちろん、何か問題があると責任は追及されるわけですが‥。

周囲の先輩方もフォローしてくださるので、「資格だけ取ったけど選任が怖い!」という方は、勇気を出して一歩踏み出すことも良いと思います。思っているほど、大変ではありませんよ!