エネ管は不要!?エネルギー管理士とエネルギー管理員の違い

エネルギー管理士は、試験で電験3種以上の難易度の試験に合格する必要がある上、さらに1年以上の省エネルギーに関する実務に携わっている必要があり、結構敷居が高い資格です。

しかし、エネルギー管理員であれば、講習の受講のみで取得可能。エネ管とエネルギー管理員の違いは、どのような部分になるのでしょうか‥?

エネルギー管理指定工場とは?

エネルギー管理士やエネルギー管理員が必要となるのは、エネルギー管理指定工場です。エネルギー管理指定工場には第一種と第二種があります。

①第一種エネルギー管理指定工場

熱と電気の合算使用エネルギー量(年間)が原油換算で3000[kℓ]以上。

②第二種エネルギー管理指定工場

熱と電気の合算使用エネルギー量(年間)が原油換算で1500[kℓ]以上。

エネルギー管理指定工場の対象業種の中には大規模オフィスビルも含まれますが、エネルギー管理士の選任は不要となっています。ただし、中長期のエネルギー計画にはエネルギー管理士が参画する必要があります。

エネルギー管理者とは?

第一種エネルギー管理指定工場のうち、製造業・鉱業・電気供給業・ガス供給業・熱供給業に該当するものにはエネルギー管理士免状を受けている者のなかからエネルギー管理者を選任する必要があります。ビルメンは、「第一種指定事業者」に該当し、エネルギー管理員で代用可能です。

エネルギー管理員とは?

第二種エネルギー管理指定工場以上で、第一種特定事業者以外であればエネルギー管理員の選任で良いとされています。試験があり実務経験も必要なエネ管と違い、一日講習で取得可能ですので、結構お手軽です。

合格率は20%以上とはいえ、試験でエネ管を受験すると電験3種以上の難易度ですから、講習の受講で代用可能なのはかなりお得となっています。

もちろん、エネルギー管理士免状の保有者もエネルギー管理員になることが可能。こちらの方が契約先への格好は付きますね。

中長期の計画にはエネ管が必要

第一種指定事業者は、エネルギー使用の合理化の目標に関しての中長期計画の報告を行うために、エネルギー管理士の参画が必要となります。

別に選任されているわけではないので、現場に資格者の常駐が必須というわけではありませんが、現場にいないよりはいた方が良い、といった感じですね。

業務的には結構膨大な資料を取り扱いますので、大変な仕事になります。資格を持っていると仕事が振られる機会も多いかもしれません。現場によっては待機時間中に十分消化できたりもするので、現場次第ではありますが。

転職前の受講も有効?

未経験者ではこの資格の有用性はわかっていないことが多いので、取得者はほぼいないと思います。エネ管は実務経験が1年必要ですから、未経験でも取れるエネルギー管理員の方を持っておくと他の転職者と差が付く部分かと思います。

結構お手軽に履歴書を補強できますので、4点セットのプラスアルファとしてぜひ検討してみて下さい。