電験2.5種!エネルギー管理士について

エネルギー管理士(電気)は、電験3種と電験2種の中間くらいの難易度とされており、別名電験2.5種とも呼ばれます。電験3種より難易度が高いけれども、合格率自体は高めな感じ。電験2種の一次試験と出題形式が似ています。

エネルギー管理士(熱)は、電気より合格率が少し高めになっています。ビルメンの受験者が多く、関連資格としてボイラー技士や冷凍機械責任者をすでに取得済みな場合が多いからでしょうね。熱が得意であれば、こちらを選択するのもアリです。

こちらではエネ管(電気)について簡単に紹介していきます。

エネルギー管理士とエネルギー管理員との違いは?

一般的なビルであれば、講習の受講で取得できる「エネルギー管理員」の資格で十分です。オフィスビルだろうと商業施設だろうと、基本的にはエネ管までは要求されません。

工場管理ではなく、オフィスビルや商業施設の管理がメインのビルメンは「第1種指定業種」に該当し、エネルギーの使用量が多くても、多少規制が緩和されるようになっているんですね。

これだとエネルギー管理士を取得する意味はなさそうですが、中長期のエネルギー計画にはエネルギー管理士が参加することと規定されていますし、エネルギー管理員として上位資格のエネルギー管理士を選任した方が、契約先への格好は付きます。

場合によっては、契約上エネルギー管理士の方を求められることもあるかもしれません。エネルギー管理員との最大の違いは、この「契約先に対しての見栄えの良さ」ですね。

下記リンクでもエネ管とエネルギー管理員の違いについて書いていますので、参考になれば幸いです。

エネ管は不要!?エネルギー管理士とエネルギー管理員の違い

試験の難易度は?

難易度は電験2種の1次試験くらいです。出題形式も似ているので、電験2種受験前の勉強にはちょうど良いレベルとなっています。

基本的に電験3種取得後に目指す資格となっています。電験3種は一般的に400時間程度の勉強時間が必要とされていますが、エネ管の出題範囲自体は電験3種より狭いので、エネ管の勉強時間は過去問だけの150~200時間程度みておけば十分かと思います。ただし、単純な難易度はエネ管の方が高くなっています。

課目合格制度がある!

課目は、

①エネルギー総合管理及び法規
②電気の基礎
③電気設備及び機器
④電力応用

となっています。結構、電験で言う所の「機械」の割合が多いです。

電験3種受験時、機械が苦手だったという場合、しっかりと復習しておきましょう。電験と同じく課目合格制度があり、2年間合格が留保されます。3回の受験で合格すればOK。とはいえ、電験3種より合格率は高く、一発通過する人も多いです。

試験対策の基本は過去問

参考書は、課目ごとに分けられたものを使用すると良いです。その後、過去問を2~3周行って仕上げです。電験3種に余裕を持って合格できた人は、過去問だけでも十分かもしれません。下記に過去問のリンクを貼っておきます。

出題の形式は大問にいくつかの小問があり、選択肢は多め、大問で共通という形。選択肢は結構絞りやすく、割と勘で答えても正解しやすいです。浅い理解でも合格点は取れます。

いわゆる、試験テクニック的なものが有効な試験と言えるでしょう。とはいえ、実力で合格できるに越したことはありませんが……。

免状取得には実務経験が必要

受験自体は誰でもできる試験ですが、免状取得に実務経験が1年必要になります。

省エネ関連の業務となっていますが、ビルメンと省エネは切っても切れない関係なので、普通に仕事しているだけで実務経験と認められるでしょう。転職前に受験する場合、試験合格だけでも十分アピールになります。

ちなみに、電気ではなく、熱の方を受けるという手もあります。合格率は熱の方が高いです。その場合、先にボイラーや冷凍を取得しておきましょう。

ビル管・電験3種と並ぶ資格!

資格手当は電験3種やビル管と同レベルだったりするので、結構恩恵が大きいです。

エネ管を持っていれば一応実務経験の証明にもなりますし、電験3種・ビル管と合わせれば、転職はもちろん、昇給・昇進に関してもかなり強力な資格になります。

順序としては電験3種が先になるとは思いますが、ぜひとも取得しておきましょう!