電気のスペシャリスト!電験3種について

電験3種は、電気系の資格として業界内で広く認知されている資格です。技術系の分野では様々な職種で取得が推奨されています。ビルメンとしては、実際に電気主任技術者として選任されますので、とても関係の深い資格になります。
正式名称は「第3種電気主任技術者試験」通称電験3種です。

受験・免状取得に実務経験は不要!

電験3種は、ビル管・エネ管・電験3種と並び称されるくらい、重要度の高い資格です。

この中で、ビル管は受験に実務経験が2年必要。エネ管は免状取得に実務経験が1年必要。電験3種は実務経験不要です。つまり、未経験でも、実務1年以上と互角以上、ということになるのです!

一応、認定取得という制度もあり、電気系の大学を出ていれば、電気主任技術者の「代務者」などとして勤務し、1年の実務経験で取得可能。

ビルメンに多いのは、電気系の工業高校出身で3年の実務経験で取得するパターンだと思います。「代務者」としての勤務には、電験の資格は不要ですので、誰でも実務経験が積めます。

難易度は高い

難易度は高いです。ビルメン4点セットと同じ感覚で勉強していると、あっさりと落ちることになります。

一般に「400時間」もの勉強時間が必要と言われますので、1~3年間かけてじっくり勉強するつもりで挑むのが良いです。

短期間で集中して取得するより、次のエネルギー管理士(電気)を意識してしっかりと理解してから合格するのが理想です。

科目合格を活用しよう

合格点は60点。しかし、平均点によって55点くらいまで合格点が下がることも多いです。

また、科目合格制があります。2年間科目合格が留保されますので、理論・電力・機械・法規の4科目全てを、3回以内の受験で合格できれば免状がもらえます。

3年目の挑戦で不合格だった場合、1年目で合格していた科目を再度受験しなくてはいけません。。。

2年目・3年目で余力があれば、エネ管や電験2種との同時受験も考慮に入れましょう。意外と同時合格した、なんて人も多いですよ。

科目別対策

①理論対策

理論は計算力がものを言います。数学が苦手だった場合、高校数学から勉強しなおしましょう。電験用の数学本も結構出ています。
時間内に解けるかどうかも重要で、計算スピードを上げる練習を積み、見直しをする時間を確保しましょう。

ちなみに、数学といっても三角関数や複素数の初歩が分かっていれば十分なので、深く勉強する必要はありません。余力があれば、微分積分、線形代数などもやっておきましょう。

②電力対策

参考書をじっくりと読みましょう。電力と機械は電験の「核」とも言える科目になっています。ページの脇に書いてあるような豆知識も残さず読んでいきましょう。

勉強を積めば、自然と得点が上がっていく科目です。「発電」とかにもともと興味のある方なら、結構勉強が楽しい分野かもしれませんね。

③機械対策

実務未経験者は機器がイメージしづらく、難関科目であると思います。実務経験者であっても、理屈自体もややこしいためつまづくこともあるかもしれません。

しかし、エネ管や電験2種でも重要となる科目ですので、逃げずに克服することが大事です。参考書、過去問ともにまんべんなく勉強しましょう。

文章題はエネ管や電験2種の一次試験で、計算は電験2種の2次試験で役立ちます。平均点は低めですので、合格ラインが下がることも多いです。

④法規対策

ひとまず参考書で全体像を把握してから、問題集や過去問を解いてひたすら練習を積みましょう。結構、似たような問題が出ます。電技解釈など、法令本の購入は必要ないでしょう。

単純な暗記科目と割り切るのが一番良いやり方です。常識で解ける問題も中にはありますが、問題の数をこなして法規に慣れていることが前提です。

基本的に、合格ラインが下がることは期待せずに、確実に60点以上とっておきましょう。難化した年は合格ラインが下がることもあります。

オススメ参考書・問題集

電験3種では科目ごとに別冊で分かれている物を使うことをお勧めします。下記にリンクを貼っておきます。

基本的には1科目ごとのボリュームが多いですし、1冊に内容が濃縮されたものが理解できるのはかなりの上級者になります。分冊になっているものをしっかりと読み込んでいく事が逆に近道です。

一発で受かる必要はない

ちなみに、私は2回落ちました。3回目でようやく合格。落ちるとショックは大きいですが、受験を続ければいつかは受かります。一発で受かる方がより良いですが、それにこだわる必要はありません。

転職にも昇給にも有利!

電験3種は、結構取得者が少ないです。合格率も一桁であることが普通です。難易度の高さから、試験に申し込んだものの試験会場にいくことすらしない人も他の試験に比べて多めです。

そのため、転職の材料とする場合、合格していなくても科目合格しているなら十分アピールになります。そもそも、電気主任として責任ある立場に選任されるのが嫌で、「受けない」という選択をする人も少なからずいますので、「取得の意思がある」とみられるためです。合格しているなら、間違いなく有利です。

資格手当や昇給面でも優遇されている場合が多いですので、ぜひ取得を目指しましょう!

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